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日商簿記検定1級合格のためのぶっちゃけ解説と演習

ストック・オプションとは

 
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この講で学習すること
・ストック・オプションとは?
・ストック・オプション発生時の仕訳

ストック・オプションとは

ストック・オプションとは何か?

ぶっちゃけていえば、
従業員に、給料の代わりに、自社の株で支払う
というものです。

自社の株を取得した従業員は、それをマーケットで売却して換金し、生活費(?)に充てます。
株価の変動によりフトコロに入る額も増減するので、従業員の立場としても、少しでも株価を上げて換金したいはず。
そこで、仕事を頑張って会社の業績を上げて、株価を上げようと努力するはず、というのがストック・オプションを導入する会社の狙いと言われています。
もちろん会社側は、現金で支払うより、一部でも給料を自社株で賄えば、キャッシュアウトを減らし、成果主義部分を増やせるというメリットもあります。

ただし、全くのタダで株式がもらえるということはあまりなく、通常は、市場価格よりも有利な価格を払い込めば、株式の交付が受けられる権利ということになります。
従業員は、有利な(格安な)払込金額で入手した株式を、市場価格で売却すれば、その根差の分だけフトコロに入る、という仕組みです。

ストック・オプションの発生の仕訳

ただし、給料のように毎月新株を交付(増資)するわけではなく、あらかじめ決めておいた数の新株予約権という形で付与します。

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給料の支払いの仕訳であれば、
(借)給  料 XXX
/(貸)現金預金 XXX
当然、借方の「給料」は費用(労務費)ですね。

これと同様に、ストック・オプションで新株予約権を付与する際の仕訳は、
(借)株式報酬費用 XXX
/(貸)新株予約権  XXX
つまり、借方の「株式報酬費用」勘定は、「給料」勘定と同様に、労務費の発生で借方。
貸方は、現金払いの代わりに新株予約権の交付。

ストック・オプションの時系列

経理実務上、月次決算を行っている会社であれば、毎月、前述の「株式報酬費用/新株予約権」の仕訳を行いますが、簿記の学習上は年度末に当該年度分まとめて仕訳することがほとんどです。

ところで、この新株予約権をもらった従業員は、いつになったら正式な株式にしてもらえるのでしょうか?

それは次講で。

「ストック・オプションとは」のまとめ
・ストック・オプションとは、従業員に対し労働の対価として、自社株を有利な払い込み金額で交付が受けられるという権利を与えること
・ストック・オプション発生の仕訳は
(借)株式報酬費用 XXX
/(貸)新株予約権  XXX

>>>次講「ストック・オプションの時系列と会計処理」へ 

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